モラハラを知っていますか?2〜被害者のルーツ〜
お久しぶりです、でびなまです。
早くUPしたい気持ちだけは逸って、時間と身体がついていかねぇ……もう諦めたぜ…
前々回にモラハラの件で記事を書きましたが、
個人的なメッセ等で予想以上に反響をいただきまして、手応えを感じて安心しました。
前回の記事↓
半沢直樹は完了しております!!
今回はその続き………にいく前に、
被害者友人にスポットを当てたいと思います。
なぜモラルハラスメントは存在し、同時に被害者を生むのか、
まずそれを踏まえない事には、理解に繋がらないと思いますので。
モラハラ加害者に共通点が多くあれば、被害者にもあります。
しかしながら当然、全てがピッタリ同じケースではございません。
私もそんなに多くの事例を知っているわけではないですが、
身に覚えがある方は、どこか似ている……とモヤッとする程度の事はあると思います。
被害者の共通点と言われている項目と、私の友人は完璧に当てはまっています。
・自分よりまず人の気持ちをいつも考える
・責任感が強く真面目
・とても頑張り屋で我慢強い
・明るく活発で聡明
・平和主義
・自己肯定力が低くて劣等感がある。(どこか自信がなく、いざというところで控えめ)
・幸せを感じるハードルが低い(結果、許しちゃいけないことも帳消しにしてしまう)
そうなんです、
まさにザ・いい女なんですよ。
時に「都合の良い女」とも言えます。
こーゆータイプが餌食になってしまうのです!!!
(逆に言えば、モラ男にとってはこの反対の性格の、
でびなまのような自分至上主義のマイペース女が天敵です。)
モラハラ加害者と被害者は磁石のような関係です。
特定の人物を常に自分の支配下に置いて、自尊心を守らないと外界で人間の顔を保てないモラ男は、
獲物を嗅ぎ分ける嗅覚が発達しています。
で、そこでなぜ奴は、
一番苦手とする部類の人間である私にぶっ込んできたのかは?
奴の最大の見当違いかつ失敗だったわけですが…
なぜか、自分の嫁と同一視してきやがったんです。一見同じ部類に見えたらしい。
(でびなまはすごくナメられやすい第一印象らしいんで、それで見破れず引っかかったんだと思いますが…)
※でびなま実物がまず持たれるイメージ
・めっちゃ頭が悪そう
・何も考えてなさそう
・ノリがいきなり酷い(ので何しても許されると勘違いされる)
・すぐヤレそう
・馴れ馴れしさが余計底が浅く見える
そんなわけで、以上を前提として
友人の背景をお話ししましょう…
私は相談を受けるうち、なんとか離婚できないものかと思ってましたし、
自分で事態を動かす余力が無いなら、(どう足掻いてもモラ夫にやりこまれる)
彼女の両親に望みをかけるしかないんじゃないかと提案しました……
外面が完璧で用意周到なモラ男によって、
完全に彼女の両親もモラ夫寄りになってるだろうとは予想してましたが、
とにかく現状を必死に訴えれば伝わるんじゃないかと…
私は期待していました。
この流れにうまく持ち込めば、
事態は好転の方向に向かうと
思ったの
ですが………
・・・・・・・
わかりますか、この意味が
この運命の残酷さが、罪深さが
今でも書きながら鳥肌が立ちます……
そう、彼女の母も、
モラハラ被害者だったのです。
悲しくて悲しくて、可哀想で、涙してしまいました。
※彼女は私の意見で動いたわけではありません。
すでに自ら動いて出ていた答えだったのです。
彼女の母もまた、夫婦とは、夫とは、そういうものだと完全に洗脳されてしまっていました。
だって、フツーは自分と同じ思いを、娘にしてほしくないって思うはず……。
彼女はそんな家庭の中で育ち……
自分の事は諦め、ただ子供達の為に生ける屍の人生を選択した母。
(もの凄く我慢強い方らしいです…)
彼女は刷り込まれていったのです。
家庭の現実とはそんなものだと……
両親の姿は根深くトラウマとして刻まれ、
彼女の人格形成に多大な影響を及ぼした事でしょう。
でも、だからこそ、なのか
彼女は渇望していました。夢見ていました。
愛のある健全な家庭、夫婦生活を
その思いはただ彼女を焦らせました。
ちなみに、前彼はまた別のタイプのダメ男でした。
そして、やっと別れて(この男ともなかなか別れる決断できなかったです。)
そのわずか2ヶ月後…
だからでしょうね、
実は婚約した時点で、すでに相手がモラハラの片鱗を見せていたのです。
何をしても彼女が逃げていく事はないだろうという、安心感を与えてしまっていたから。
当然、思い悩む彼女に、周りは説得しまくる日々でした。
しかし、結果的に彼女は押し切ってしまいました……。
(永遠に押したり引いたりを繰り返すだけ。モラの手口です。)
自業自得だと言えばそうでしょう。
人生の最大の判断ミス…………今となっては彼女自身も認めています。
ただ、「バカな女!!」と吐き捨てる方もいらっしゃるでしょう……
でも、私はそうは思いません………
こうやって物事を整理し、対岸から見てしまえば簡単に見えますが、
いざ当事者になったら何も見えなくなりますよ。
話は前に戻りますが、
負の連鎖って、本当にあるんですね……。(例えば、虐待家庭の子はまた我が子を虐待するとか、聞きますよね)
こういうスパイラルは断ち切るのが難しいとは聞きますが……
家庭環境がいかに重要かが身に染みるような件でした…。
子供は親の背中を見て素直に育つんです……。
刷り込まれた歪んだ価値観は、そう簡単には矯正されません。
彼女は自ら運命のスパイラルを断ち切れず、
また一生続く深い闇に飲み込まれていっています……
結局、何が言いたいかって、
色んな視点からものを見ないと、その人のことを理解することはできないという事です。
(そういう意味では、今回はモラハラ被害者である友人に焦点を当ててますが、モラに限った事ではありませんね。)
彼女ら被害者はただ「自業自得」だとか「頑固者」だとか、なかなか周りの理解を得られず、孤立しがちで、
家庭内でひとりで苦しんでいます。
この友人のように、周りに頼れる環境があるというケースは結構珍しく、恵まれてるかもしれません。
ちなみに、私の従姉妹はモラ夫に実の両親とも縁を切らされました。
酷くなると、完全に自分のテリトリー内で支配する為に、
妻を完全に外界から遮断し、孤立化させるパターンもあります。
今年の年賀状は宛先不明で戻ってきました。
(もう誰であれ二度と妻に構うなというメッセージです。)
聞いた話、
従姉妹の髪はすっかり抜け落ち、
それでも「私は幸せだ」と言っているそうです…。
母の友人の被害者は、
身体を壊してガリガリになり、一時期寝たきりになりました。
(芸能人並にもの凄く美しい方なのです。人間って本当に性格次第だと思い知らされる…。)
これが……モラハラ被害者の末路………。
また、これらの件は機会があればお話しすることもあるか…も……
もちろん、
加害者の彼にも、モラ男になってしまったルーツがあるのかもしれないです。
しかし、彼の事はよく知らないので言及出来ません。
ただ、だからと言って同情する必要も無いと思っています。
自分をないがしろにする事はありません。
誰もが自分の人生で精一杯なのに、
被害者ひとり救えないくせに、
暴君の人生まで背負い込めるか?
綺麗事なんて言ってられませんよ。
言えちゃう奴は壮大な勘違いヤローか糞ガキか偽善者です。
他人を心変わりさせようとする事自体、多大な自己犠牲と代償が必要です。
どんなケースであれ、他人を変えようとするってそういうことです。
よっぽど、自分から変わろうとしない限りは………
とりあえず、長くなったので今日はここまで!
なんか……だんだん回を重ねるごとにボリューム増してく気が……(´□`|||)
モラハラ野郎をギャフンと言わせたお話、はまた後日。